[設 立]2012年4月
[資本金]2億9100万円
[社員数]18人
生命活動にとって重要な役割を果たす高分子物質(鎖)は生命鎖と呼ばれる。糖鎖はDNA、タンパク質と並ぶ第3の生命鎖で、タンパク質や細胞膜の脂質に結合する。例えば、血液型は赤血球表面の糖鎖の種類で決まる。その糖鎖を自在に操る技術を持つのが糖鎖工学研究所だ。
タンパク質はどこに何本の糖鎖を付けるかで生体内での活性が変化する。抗体医薬や核酸医薬などのバイオ医薬品の開発は活況だが、同社の技術を用いれば、それらをバイオテクノロジー品ではなく、化学合成品のように、均一かつより安価に大量製造できる。
03年、大塚化学で新規事業開発を担当しシーズを探していた朝井洋明氏は、糖鎖研究者である梶原康宏氏(現・大阪大学教授)と出会った。当時、糖鎖は1ミリグラムが50万円もしたが、鶏卵から糖鎖を取り出し大量に調製する手法を発明したという。その価値を見抜くや、大塚化学での特許取得を決断。まず社内研究所をスタートし自ら所長となった。12年に分社化、翌13年に特許を買い取り、マネジメントバイアウトにより独立した。
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