社会人1年目に写真芸術家として活躍する古い友人から作品を買ったことをきっかけに、これまでアートを購入することはあった。ただ、僕はいわゆるコレクターではない。所有して楽しむというよりは、買った作品を美術館に寄託することが多く、いわばアートの応援者だ。
僕の提案で、2008年から当社で行っているアートの応援策が「アート・イン・ザ・オフィス」という現代アート作家の公募コンテストだ。受賞者が制作した作品を、1年間オフィスにあるプレスルームの巨大な壁に展示する。僕は取材を受けることが多いから、写真の背景に作品が写り込めば、メディアを通じて作品が社会の目に触れる機会も増えると考えた。最初は社員も「なんじゃこりゃ」という感じだったが、7〜8年目でようやく受け入れられた。
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