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ビジネス #5大商社「次の一手」後編

大赤字で守勢強いられる 丸紅|「攻め」の中期経営計画を見直し

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前2020年3月期の決算で目立ったのは丸紅だった。なぜなら、多額の減損が直撃した結果、5大商社の中では唯一、大幅な赤字になったからだ。2000億円近い最終赤字の原因は何か。セグメント別に見ると、エネルギーとアグリ事業の赤字が突出していることがわかる。

多額の減損計上を強いられたのは20年1~3月だった。その内訳を見ると、原油価格低迷などから石油・ガス開発事業で計上した1313億円の減損が最も大きい。買収に27億ドルを投じた米穀物事業、ガビロンでは15年3月期に480億円の減損を出したが、20年3月期も783億円の減損を計上することとなった。

前期は一過性の損失が大きく厳しい決算となったが、過去にも深刻な局面があった。アジア通貨危機などが引き金となり、00年前後に経営危機に陥った時期だ。

12年の入社式で朝田照男社長(当時)は、当時の状況を振り返り「1990年代のバブル経済崩壊による負の遺産の処理が思うように進められず、01年12月には当社の株価は58円まで下落し、丸紅はマーケットから退場のレッドカードを突きつけられたような状態だった」と述べている。

そのため、丸紅は財務健全化に邁進してきた。大型投資を抑制し、事業で生み出したキャッシュを負債削減に充当してきた結果、ネットDEレシオは1倍前後まで改善している。

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