有料会員登録 東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #定年消滅

70歳以上のベテランが大活躍 流通|カインズ

2分で読める 有料会員限定
幅広い知識を持つ専任社員が各売り場で活躍する

ホームセンター最大手のカインズは、2019年から65歳定年を導入している。対象となるのは専任社員1000人超で、店舗ごとに雇用契約を結ぶ。

専任社員はDIYや資材、園芸、自転車、リフォームなど各自担当の売り場で働く。専門知識が求められるため、中途採用者が多く、平均年齢は50代。元競輪選手や農業者などさまざまなバックグラウンドを持っている。一定数のファンを抱える名物社員も少なくない。

65歳定年を導入したきっかけは、店舗からの強い要望だった。地場に根差した採用で、特定分野の専門知識を有する人材を募集するのは容易なことではない。例えば園芸の場合、地域ごとに特産物や育成方法などが異なる。来店客にとって、専任社員は心強い相談相手でもある。都心の店舗には、3Dプリンターを使いこなしながらDIYの講師を務める人もいる。

65歳まで人事考課の対象に含まれるようになったことで、昇給が期待できるため士気向上につながる。カインズ人事部の岩崎泰久勤労厚生室長は「各店舗の7〜8割を専任、パート社員が占めている。彼らのモチベーションが店舗のブランディングに影響する」と語る。

新規採用費や教育費など間接コストも下がった。専任社員が退職してしまった店舗では、正社員が後任として転勤してくる場合も多い。店舗ごとの専任社員採用・育成には時間もコストもかかる。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数