解答は「セツケイシソウ」でした

解説
EV(電気自動車)シフトが加速中の車業界。ガソリン車はおろか、エンジンとモーター併用のハイブリッド車さえ追いやられようとしている。地球温暖化対策の枠組みを決めた「パリ協定」が2016年11月に発効し、フランスやイギリスなど欧州各国でEVシフトが既定路線化した。その動きが世界に波及している状況だ。
そうした中、03年に米シリコンバレーで設立されたEVメーカー、テスラが注目されている。20年7月1日には時価総額が2105億ドル(約22兆6000億円)に達し、トヨタ自動車を抜いて自動車産業で世界首位に。その後も株価は続伸し、今年だけで5倍ほどになった。環境配慮企業への投資熱や、未来を先取りするような技術への期待が追い風になったとみられる。
テスラには、既存の自動車メーカーと一線を画する点がある。それは設計思想、つまり製品づくりに対する基本的な考え方だ。機器や部品などのハードウェア以上に、それらを制御するソフトウェアを重視する。モーターやインバーターなどと異なり、プログラムは難なく更新できるため、1車種における頻繁かつ継続的な性能向上が可能だ。19年に発売した「モデル3」でも、スマートフォンキーなどによるドア施錠、タッチ画面によるミラーやエアコンの指示操作といった数々のソフト技術が話題になった。
とはいえ、電池というハードなしにEVは動かない。テスラはパナソニックとの合弁で世界最大規模のリチウムイオン電池工場・ギガファクトリー1を米ネバダ州で稼働させている。これまで電池セルについてはパナソニックや韓国LG化学などから供給を受けてきたが、20年9月には将来的な自社生産計画を発表した。自製のほうがうまくいくという考えも感じられる。
この記事は会員限定です
残り 568文字
