今回の株式上場では、売り出しと公募のうち、7割が海外投資家に販売された。北米を中心に機関投資家を回り、反応がよかった結果で、日本のベンチャーで異例の水準だ。北米はSaaSビジネスで大きく先行しており、目の肥えた投資家が多い。上場に踏み切ったのは、彼らが投資できる企業サイズになってきたことが大きい。
freeeのサービスは金融機関やクレジットカード会社と連携し、AIが自動で会計の仕訳をする。請求書を発行し期日までの支払いがなかった場合、通知が送られるなど、担当者に経理の知識がなくても業務を自動化できる。
顧客は個人事業主やベンチャーが中心だ。バックオフィスの人材採用が追いつかない成長期の事業者において、自動化のニーズは高い。19年6月からは、蓄積されたデータを基に自動で資金繰りを予測し、可能性の高い資金調達手段を提案するサービスも始めた。最終的には「AIの財務責任者」を実現し、人がお金のやり取りを意識しなくてもいい世界をつくりたい。
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