──20年の消費動向をどのように見通していますか。
消費増税の影響が多少は残るだろう。中間層を中心に節約志向が強まり、気に入ったものには高くてもお金を使うが、それ以外のものには出費を抑える「消費の二極化」も進んでいくとみている。一方で、富裕層の消費は堅調に推移すると予測している。
前回の14年の消費増税以降、地方と郊外の店舗が非常に厳しくなった。婦人服を含むボリュームゾーンの販売が停滞したのは、当時の消費増税が契機になっている。今回も地方、郊外店舗の動きに着目していく。
──19年には複数の大型施設が稼働しました。9月にオープンした「大丸心斎橋店本館」(大阪市中央区)では何を重視しましたか。
17年に開業した「GINZA SIX」(東京都中央区)はすべて定期賃貸借契約(テナントから賃貸収入を得るビジネスモデル。以下、定借)で、今も堅調に推移している。大丸心斎橋店本館については、営業面積の33%が従来型の百貨店売り場、残りの67%が定借という構成にした。顧客が必要としているものをきちんとそろえることがいちばんの狙い。従来型の百貨店売り場では取り入れられないブランドを誘致することに重点を置いた。
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