──コンビニエンスストア市場の成長性をどうみますか。
需要が増えない見通しの中で、ドラッグストアやEC(ネット通販)と消費者の奪い合いになっている。売れるものを作るのは簡単ではないし、たとえヒット商品が出ても、客数の減少に歯止めをかけるほどの効果は出ていない。
──売上高を伸ばしづらい状況で、今後どのように成長させますか。
地域密着化を進める。例えば地元企業と共同出資で展開する沖縄では、本社から派遣したスタッフは少なく、沖縄の人が運営をすべて担っている。19年3月には加盟店の経営を指導するスーパーバイザーなど約400人の配置替えをし、出身地に近いエリアを担当するようにした。出身者でないと地元の情報や好みがわからない。
また、どんなにいい商品を作っても、スーパーバイザーと加盟店が連携してよい売り場を作らない限り、売り上げは上がらない。
成功事例を共有している
──人手不足が深刻です。
加盟店はチラシをまくなど人を採るための努力をせずに、「人が足りない」と言う。また、23あるファミマの地域の営業本部には、今まで人材募集の担当者がいなかった。そこで今は、地域の営業本部ごとに採用の専任者を決めて、成功事例を共有している。店舗間のスタッフの融通も始めた。うまく回り始めたと実感している。
──19年6月から時短営業の実験を行い、11月には20年3月に始まる加盟店支援策を発表しました。
この記事は有料会員限定です
残り 744文字
