有料会員登録 東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資 #消費・生活

AI革命で新潮流が生まれる アパレル|Interview|ストライプインターナショナル 社長 石川康晴

3分で読める 有料会員限定
いしかわ・やすはる 1970年岡山市生まれ。94年セレクトショップ開業。95年クロスカンパニー(現ストライプインターナショナル)設立。京都大学大学院修了。(撮影:尾形文繁)
衣料品への家計支出が減少傾向にある中、2019年はフォーエバー21の経営破綻やオンワード大量撤退などのニュースが相次いだ。若者向けブランド「アース ミュージック&エコロジー」などを展開するストライプインターナショナルの石川康晴社長は、業界の先行きをどう見るか。

──アパレル不況が続いています。

19年までに事業撤退などリストラを進めたアパレル企業は、AIへの投資を加速させる。20年から数年間、売上高は増えないが大きな利益改善が見込めるだろう。

当社はAIによる2年間の分析を基に、19年度の在庫投入量を前年比で2割減らした。AIで過去の販売動向を分析して商品別の需要の平均値を算出し、それを仕入れ量を決める過程に反映させた。結果として発注精度が上がって値引きが減り、利益は倍以上となった。全商品の仕入れを2割削減すると人気商品の欠品が出たので、11月から売上高上位の品番は前年並みに仕入れ、人気のない品番を廃止した。11月は単月で過去最高益に達しそうだ。

多くのアパレル企業は専門人材が集められず、AIをうまく活用できていない。エンジニアやデータサイエンティストは、利益を上げることよりも、店舗データなど大量の生のデータに触れられることに高揚感ややりがいを感じる。それをアパレルの経営陣は理解しないまま、「ぜひ一緒に利益を上げませんか」と誘い続ける。採用段階でイノベーションが起きない社風を醸し出していて、これでは人材が集まらない。

──AIの高度化やECの拡大で、業界の構図はどう変わりますか。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数