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環境負荷削減へ向けて連携進展 ESG|Interview|花王 社長 澤田道隆

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さわだ・みちたか 1955年生まれ。大阪大学大学院修士課程修了。81年花王石鹸(現・花王)入社。2003年サニタリー研究所長。08年取締役執行役員を経て、12年から現職。(撮影:ヒダキトモコ)
企業を評価する際、ESG(環境・社会・企業統治)への姿勢を重視し、投資の判断材料とする傾向が強まっている。ESGへの取り組みをいち早く強化してきた花王は、今後の展開をどのように考えているのか。

──花王は2019年4月に「ESG戦略」を発表しました。

社会環境や自然環境が変わる中、花王が先頭に立ってESG対応に取り組むことで、少しでも周りの見本になるようにしたい。

ただし、1社だけでは難しい。さまざまな会社や団体が集まって連携することで、この課題は解決できる。これまでのように企業ごとにバラバラに取り組んでいては、絶対に駄目。ひしひしと危機感を抱いている。

──今後は、他企業との連携を模索していくのでしょうか。

例えば、小売業態との連携は大きなテーマ。花王はシャンプーやリンスの詰め替え容器として、プラスチックの使用を大幅に抑制したフィルム容器の開発を進めている。ただ、このフィルム容器は店頭に並べたときに、商品として訴求しにくい。店舗で商品の配置を変えてもらう必要がある。

また、シャンプーなどに貼られているアイキャッチシール(POPシール)は、遅くとも3年後には全廃の方向で進めている。アイキャッチシールは売るときにはマーケティングツールとして必要だが、買い終わるとゴミになる。再生紙での代替などで工夫したい。

「廃棄物ゼロ」にも小売りと連携して取り組む。新商品を出すときに一斉に切り替えて旧型の商品を廃棄するのではなく、少しずつ切り替えていく。そうすると売れ行きも変わるし、廃棄物への量のインパクトも少ない。

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