銀行業に吹く逆風は強まるばかりだ。低金利が長期化し、国内預貸業務は縮小が続く。デジタル化や異業種参入にも対応しなければならない。メガバンク最大手の三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)はどう生き残っていくのか。
──口座管理手数料を導入するとの報道が出ました。銀行の置かれた環境はそれほど厳しいということでしょうか。
銀行は変革期の真っただ中にある。その中で、MUFGは自らのビジネスを再創造するため、2018年に構造改革の計画を打ち出した。その方向は間違っていないと確信している。やることは明確で、スピードを上げて取り組んでいく。
──手数料の引き上げや店舗削減など、顧客側としてはマイナスも増えています。
既存のサービスを改革・改善すれば、顧客にとってもメリットがある。例えば、従来支店で行っていた手続きをスマホに移行しており、今は銀行で行う手続きの5割ほどがスマホで完結できる。
法人向けでもAIを用いた融資サービスを始めた。130万社の顧客すべてに担当者をつけるのは非現実的だが、AI対応を進めることですべてのお客様にサービスを提供できるようになる。
──ほかのメガバンクでは、金融以外のサービスを強化しています。
最終的に金融サービスを提供することは変わらない。私たちが持っている強みをベースに新しい金融サービスをつくり出していく。その根底にあるのは、安心して頼れるという“信頼”だ。
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