解答は「セカイチツジヨ」でした

解説
ローバル化が進む世界において、日本人が圧倒的に弱いとされる分野がある。それは「宗教」だ。コミュニケーション相手の信仰する宗教がどんなものか知っておくことはもちろん、宗教がいかに現在までの「世界秩序」に大きな影響を与えてきたか心得ておきたい。
世界三大宗教とされるのが、先月訪日したローマ教皇を頂点とするカトリックを含め、約20億人の信者を擁するキリスト教、ムスリム16億人が帰依し、シーア派とスンニ派に大別されるイスラム教、そして「空門」の異名を持ち、約4億人の信者を擁する仏教だ。
文化庁の宗教統計調査によると、日本における仏教系の信者は約8533万人。率では世界仏教徒の2割以上を占める計算になるが、自分自身がその構成員であることを認識していない日本人も多いのでは。ちなみに、日本における神道系の信者は約8617万人。合計すると総人口を超えてしまうところが、神も仏も拝む日本人の特性をよく表している。
人類間の対立も生む
全世界でベストセラーとなった著書『サピエンス全史』で知られるユヴァル・ノア・ハラリ氏は、宗教は国家、貨幣、法律などと同様「巨大なる虚構」だと説く。
東洋では、輪廻転生や因果応報に見られる非人格的な力に対する信仰が、また西洋では創造神という人格的な力に対する信仰が生まれた。さらにアラビアでは、唯一神アッラーへの信仰が7世紀初めに生じた。宗教という創作物を信じることで、人類は複雑で高度な社会を営むようになった。そして人類はおのおのの信仰対象を信じることで、心を楽にできるようになった。
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