解答は「キギヨウブンセキ」でした

解説
投資マネーのグローバル化に伴って、企業分析に欠かせない決算書(財務諸表)の作成ルールである会計基準の世界標準化が進んできた。現代の財務は、ビーンカウンター(豆を数える人、数字の計算をする人)にとどまらず、より戦略的な役割を果たす傾向が強まっている。
財務諸表の主な3種は、財務3表と呼ばれる。貸借対照表(バランスシート、BS)は、会社の現預金や不動産などの資産に対して、資産のもととなった負債(他人資本)、資本金や利益剰余金など純資産(自己資本)を示していて、負債・純資産の和は資産と一致する。負債がゼロで、純資産ですべての調達資金を賄うと自己資本比率は100%。負債総額が資産総額を上回り、純資産がマイナスになると、債務超過になる。
BSと並ぶ代表的な財務諸表が、会社の利益を示す損益計算書(プロフィット・アンド・ロス・ステートメント、PL)。売上高(収益)から費用(変動費と固定費)を差し引くと経常利益が残る。経常利益がゼロになる売上高が、損益分岐点売上高となる。
3つ目が、現金の流出入を示すキャッシュフロー計算書(CS)。損益と現金収支が必ずしも一致しない企業会計では、現金不足によって黒字でも倒産することがあり、上場企業には開示が義務づけられている。
会計基準の世界的統一
財務諸表は、各国の環境に合わせた会計基準に従って作成されてきた。が、資本移動の国際化が進むと、会計基準の世界的統一が求められるようになる。そこで主流になったのが、EU域内の共通会計基準として始まったIFRS(国際会計基準)だ。日本基準とIFRSとのコンバージェンス(共通化)も進むが、会計処理の原理を重視する原則主義で公正価値(時価)・BS重視のIFRSと、細則主義で簿価・PL重視の日本基準との間には差異も残る。
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