中国で新車販売の下落に歯止めがかからない。9月11日に発表された中国自動車工業協会の統計によると、新車販売台数は今年8月まで14カ月連続でマイナスとなった。景況感の悪化で消費が鈍っているうえ、不動産価格の上昇で家計に占める住宅ローンの負担が増加し、消費者が自動車購入を控えているためだ。
企業決算にも影響が顕著に出ている。中国の自動車最大手・上海汽車集団の上期売上高は前年同期比19.1%減の5.6兆円、純利益は同27.5%減の2065億円と大幅減益だった。7〜8月の新車販売も前年同月を割り込んでおり、下期も厳しい情勢が続きそうだ。

[チャートの見方]
成長性は2018年度までの3期売上高CAGR(年平均成長率)、拼多多と順豊は2期ベース。財務健全性は18年度末時点の自己資本比率。収益性は18年度の純利益率。効率性は18年度のROE。各項目の最大値は50%、60%、20%、20%。最大値を超えた数値はカッコで表記
(注)▲はマイナス、「─」は赤字で算出不能 (出所)各社決算資料を基に本誌作成
日産自動車やホンダと合弁を組む東風汽車集団、自主ブランド中心の吉利(ジーリー)汽車も2桁減収。大手メーカーが軒並み苦戦する中で、独ダイムラーなどと合弁を組む北京汽車だけは高級車の販売が伸び2桁増収だったが、販促費や人件費がかさみ最終減益に沈んだ。
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