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子どもたちを“薬漬け" 児童養護施設の現実 広がる向精神薬の服用

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写真はイメージです(読売新聞/アフロ)

「児童養護施設で薬を飲んでいた6年間、中でも中学校時代の3年間はとにかく体がだるくて、登校しても教室ではずっと寝ているような状態だった」。現在、高校2年生の女性(16)はそう振り返る。

児童養護施設で6年間、向精神薬を服用していた女性

女性は7年前の春、父親から虐待を受け、児童相談所での一時保護を経て、神奈川県内にある児童養護施設に入所した。当時はまだ小学4年生で、突然親元から離された寂しさのために泣き暮らす毎日だった。

「この子、薬を飲んだほうがいいんじゃない」「ほかの子に影響を与えるといけないから、いったん薬を飲ませよう」。施設の職員たちがそう打ち合わせ、総合病院の精神科に連れていかれたことが、向精神薬の服用のきっかけだった。

診察した医師は彼女をADHD(注意欠陥・多動性障害)と診断。処方された向精神薬「コンサータ」の服用が始まった。しばらくして「ストラテラ」も追加された。朝6時半に起床すると毎日、職員にコンサータを飲まされた。「薬とコップの水を置くだけで自主性に任せてくれる人も中にはいたが、ほとんどの職員は無理やり起こして薬を飲ませれば任務完了、みたいな対応だった」。薬を飲み忘れて登校しようとしたら、自転車で追いかけられ飲まされたこともあったという。

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