
日々の献立をスマートフォンアプリで管理し、必要な食材をアプリ上で購入することもできる。こうした献立・買い物アプリ「タベリー」を運営しているのが10Ⅹ。レシピのアプリはさまざま存在するが、献立作りから買い物まで一気通貫できるアプリは珍しい。また素人が作ったレシピではなく、プロが考案したレシピを紹介しているのも特徴だ。
会社を立ち上げたきっかけは、矢本真丈CEO(31)が前職のメルカリ在職時に取得した育児休暇中の経験だった。
「その日の献立を考えるのにレシピをずっと検索。買い物するにも、移動して食材をそろえて家に戻るのに1時間かかる。ロボット掃除機などの機械やアプリでさまざまな家事が効率化されている中、なぜこの問題が残っているのか疑問だった」(矢本氏)
こうした思いから、2017年6月に10Ⅹを創業。同12月にタベリーの提供を始めた。SNSの口コミで認知がじわじわ広がり、アプリの利用者数は月間数十万人規模にまで拡大している。
利用者は9割が女性。子育て中の主婦だけでなく、最近では小規模老人ホームでも使われ始めているという。
主な収入源はEC事業者からの手数料だ。利用者が食材を購入する場合は、「楽天西友ネットスーパー」など連携している外部のECサイトで購入する。
今後は、流通システムを自社で構築することを視野に入れる。「注文を受けた食材を1時間後や翌日朝に届けるのが理想的。そのためには自分たちで配送も手がけたい」と、矢本氏は語る。
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