夏真っ盛り。女子プロゴルフツアーも毎週ワクワクドキドキする試合展開です。
今回は、現在女子ツアー賞金ランキング首位を走り、米国女子プロツアーの賞金女王にもなった申ジエプロが、6月末に優勝したアース・モンダミンカップでの、残り3ホールに見る「世界の舞台で勝つため」の終盤の詰め方のお話です。
大会最終日は、雨と強弱激しい風が吹き荒れました。優勝争いは、今季1勝を挙げ、大きな飛距離が武器の20歳原英莉花プロと、申ジエプロ。申プロが1打リードで迎えた16番パー4。両者ともに3打目がグリーンサイドバンカー。湿った砂が重く、距離を出すのが難しいバンカーショットでした。
申プロはピンまで11メートルが残り、途中段差がある上りのパット。通常は2パットでよしとする状況から、なんとカップのど真ん中から入れてきました。対する原プロは5メートル。沈めなくてはいけない状況です。真剣にラインを読むもボールはカップの横をすり抜けボギー。2ホール残しで2打差となりました。
17番は短いパー4、ここが勝負の分かれ目です。申プロはピン3メートルにつけ、確実にバーディ。原プロはショットがあまり寄らずパー。残り1ホールで3打差になり、勝負あり。しかし原プロも、最終18番ホールパー5で2メートルのバーディにつけ、最後の意地を見せ大健闘でした。
今回、勝つための終盤の詰め方の違いが2つに凝縮されていました。1つ目は16番でのパーパット。申プロは最初から2パット狙いではなく、入れることを前提にパッティングをしたこと。本人曰(いわ)く、「その日はショートすることが多かったのでしっかり打つことを心がけ、カップ3メートル前では、すでに入ることを確信してガッツポーズが出始めた」そうです。
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