米国では今、子ども向けのライドシェア・サービスが増えている。
ライドシェアといえば、ウーバーやリフトがもう日常生活に不可欠な存在になっている。だが実は、両社ともに18歳未満の利用を禁じる規則を設けている。18歳未満はアカウントを持てず、またたとえ親が子どもをピックアップするために車を手配したとしても、ドライバーは利用者が若く見える際には身分証明書の提示を求めて年齢を確かめるよう定められている。
ところが車社会の米国では、18歳未満の利用禁止がかなりの不都合となっている。公共交通手段が乏しいうえ、今の子どもたちの生活は忙しく、親は学校に加えてスポーツ活動や塾、ボランティア活動に子どもを送迎しなければならない。子どもの多忙は、学校の成績がこうした課外活動を含めて評価されることも影響している。
そこで米国の各都市では、子ども向けのライドシェア・サービスが出てきた。ホップスキップドライブ、ズームなどで、サービスによっては2歳以上なら単独で利用できるとするものもあるほどだ。
これらサービスは、子どもの安全のためにいろいろな制限を設けていることをうたっている。例えばテキサスで展開するバブルは、ドライバーは元軍事関係者や救急員でなければならないと定めており、ロサンゼルスに本社を置くホップスキップドライブは5年以上の保育経験を求めている。またアリゾナやテキサスなどで展開するズームのように、FBI(米連邦捜査局)や司法省の記録を確認してドライバーの身元を調べるという会社も複数ある。中には、ドライバーがベビーシッターのサービスを提供するところもあるほど、安心できるというわけだ。
運転中のドライバーにも目を光らせている。ホップスキップドライブは、ドライバーの様子を監視するソフトウェアを搭載し、ドライバーが運転中にメールや通話をしていないかも確認できるとしている。子どもを乗せたり降ろしたりした際には、親のスマートフォンにメッセージを送る機能も備えている。
この記事は有料会員限定です
残り 633文字
