自分では一生懸命話しているつもりなのに、聞いている人にはなぜか平板に聞こえる。そんなお悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。
大きな原因は、聞いている人に「余計な音」を聞かせてしまっていることです。「えーと」「あのー」「まぁ」などの無意識に出てしまうつなぎの言葉は、「余計な音」の代表です。
実はそれ以外にも、聞いている人に聞かせないほうがよい音があるのです。それは、文の切れ目や言葉の切れ目などで無駄に言葉尻を強調する音です。
小さな子どもの時分、こんなふうに話していませんでしたか。
「せんせー。さよーならっ。みなさん、さよーならっ」
太字の部分がちょうど文の切れ目=言葉尻になっていて、そこを強く発音し、強調しています。これが「言葉尻の強調」です。
子どもだとかわいいのですが、大人が同じように言ったとしたらどうでしょう。ちょっと気持ち悪いですよね。気持ち悪さの原因は、とくに重要でもない言葉なのに、言葉尻を強調している点です。
でも皆さんも知らず知らずのうちにやってしまっているはずです。例えばこんなあいさつ。
「今日はっ、お忙しいところっ、お越しくださいましてっ、ありがとうございます」
これ、普段の会話の中で聞いている分にはとくに気にならないと思います。しかし、人前でこうした言葉尻を強調する話し方をしていると、聞いている人の耳には「はっ」「ろっ」「てっ」「ます」という言葉尻ばかりが残ってしまい、肝心の内容が伝わりません。
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