「買収された側」である起業家たちの目には、DMM.comという組織がどう映るのか。昨年グループ入りした20代の3人を直撃した。
──グループ入りの理由は?
大島 予算と裁量権をしっかり持たせてくれること。インフラトップは別の4社からも買収を提案されていたけれど、DMMならどこよりもサービスを伸ばせると思った。
ほかの企業だと大体「この売り上げ・利益を達成してね」と、買収後に目標を振られる。しかもその目標があまり高くなく、その分予算も小さい。一方でDMMは自分たち主体で立てた目標を基に「これくらい予算をください」と交渉できる。社内で資金調達をするような感覚がある。
資金面以外の支援も手厚い。松本(勇気・CTO)さんと話した際は、プロダクトの磨き込みに深く関わろうという気概がうれしかった。
岩崎 「終活」関連の事業をやっているけれど、市村(昭宏・経営企画室長)さんは実際に葬儀社に話を聞きに行くなど、かなり細かい市場調査をしたうえで「一緒に勝負しよう」と言ってくれた。
当時M&Aという選択肢についてまだ深く考えていなかった一方、このままベンチャーで突き進んで、終活領域のトップになれるか?という疑問はあった。事業の将来性を理解し伴走してくれるDMMなら、と考えた。
飯野 売却するなら絶対DMMにと最初から思っていた。40も事業があって、グループ全体でのビジョンや脈絡がない(笑)。それで成立している会社に単純に興味があった。
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