【上場日(市場)】2019年3月15日(東証マザーズ)
【設立】2008年5月27日
【本社所在地】東京都港区元赤坂
【代表者(年齢)】柳橋仁機社長(43)
【事業内容】社員の顔写真が並ぶシンプルな画面を使った人材マネジメントシステム「カオナビ」を企業向けにクラウドで提供する
【売上高】9億5200万円
【営業利益】▲2億4400万円(18年3月期)
【公開価格】1980円
【直近株価】4020円(4月2日)
「社内ですれ違ったあの人の名前を覚えていない」「部下のことをもっと知りたい」──。こうした“よくある”悩みに応えてくれるのが、3月15日に東証マザーズに上場したカオナビだ。
柳橋仁機社長(43)は、アイスタイル社の人事部長時代、ある悩みを抱えていた。それは人材管理をうまくできないことだ。不満を抱え退職する社員が複数いた。成長企業特有の軋轢だと考えていたが、その後、人事コンサルタントとして独立。他社でも同じ悩みを抱えていることを知る。
「世間には給与計算や勤怠管理のツールがたくさんある。人材管理に役立つITツールを開発したい」(柳橋社長)と一気に事業化を志した。そこで生まれたのが「カオナビ」。最初の納入先はサイバーエージェントで、自ら開発して納めた。「実は顔写真を並べるヒントはサイバーエージェントの曽山哲人取締役からもらった。僕は顔写真に人物の情報をひも付けすることで深掘りした」(同)。
できあがったカオナビでは、画面上の顔写真をクリックすると、社員の詳細な情報が表示される。上司から見ると、部下の経歴や資格がわかり、コミュニケーションをとりやすい。部下にとっては上司が自分を理解し、自分に適した処遇をしてくれるので、ミスマッチが減り離職率が低下。組織の活性化にも結び付くというわけだ。
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