有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ #必ず伝わる最強の話術

早口は百病のもと 滑舌、美声よりも大切なこと

3分で読める 有料会員限定
  • 松本 和也 プレゼン・スピーチコンサルタント、元NHKアナウンサー
まつもと・かずや●音声表現コンサルタント・ナレーター。1991年、NHKにアナウンサーとして入局。2016年から株式会社マツモトメソッド代表取締役。

前回、「話し方の向上のために、まず録音しましょう」と書きました。次の段階は、その録音したものをどう聞くか、です。

これが話し方を向上させるうえで最初のハードルです。何も考えずに聞くと、自分の声が変に思えて聞く気にならないからです。

まずは声質について無視するようにしてください。この連載での最優先の目標は「聞いている人が理解しやすい」話し方を会得することです。声の良しあしは、今のところは放っておきましょう。

録音を聞くとき気にしていただきたいのは、話す「スピード」です。注意しないと聞き取れないようなスピードで話していないか、チェックしてみてください。

私がトレーニングしている方の多くは、録音した自分の話し方を聞くと大抵の場合「滑舌がよくないですね〜」と言います。これ、大きな勘違いなんです。

滑舌とは明確に伝えるために口や舌の動きを滑らかにすることなのですが、これが本当に必要なのは、アナウンサー、あるいは役者・芸人など舞台に立つ人です。舞台では遠くの席にいる人にも何を言っているかわかるように、アナウンサーならどんなに受信環境の悪い中でもニュースがしっかり聞き取れるように、滑舌をよくする訓練をしています。

一般のビジネスパーソンが人前で話す場合の多くは、地声で聞こえる会議室レベル、それより多くの人に話す場合はマイクを使うはず。いわゆる「滑舌のよいしゃべり」は、必要ないのです。

最後の手段は文の区切り

とはいえ、聞き取りにくいと言われる。やはり滑舌練習をすべきではないのか?と思ってしまうのもわかります。大丈夫です。手軽にできる方法があります。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数