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Interview|ペッパーフードサービス社長 一瀬邦夫 外食|「客は価値あるものにおカネを惜しまない」

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客数減が続く多くの外食企業を尻目に、立食ステーキ店「いきなり!ステーキ」を運営するペッパーフードサービスの好調が続く。一瀬邦夫社長に業界の現状と今後の成長戦略を聞いた。

いちのせ・くにお●1942年生まれ。山王ホテルの調理場勤務などを経て、70年に「キッチンくに」を開業。85年くに(現ペッパーフードサービス)設立、社長就任。(撮影:梅谷秀司)

──外食業界は客数減が悩みです。

少子高齢化で食べる人の口が少なくなった。そのうえおカネを持っている人は(外食以外にも)使う場所がいっぱいある。ただ、いきなり!ステーキは割と順調だ。2000円以上使うのに大勢のお客さんが来るのは、自分にとって価値あるものにはおカネを惜しまないということだ。

──中食やコンビニの成長は脅威ですか。

コンビニにはラーメンも空揚げもコーヒーもある。コンビニのほうがレベルの高い場合もあり、脅威なのは間違いない。だが、僕はライバルとは思っていない。さすがにミディアムレアのステーキは食べられないから、うちは有利だな。

──食材や物流費、人件費の高騰を受け、これまでいきなり!ステーキも値上げしてきました。

だが、お客さんは減らなかった。理由は商品力があり、お値打ちであることだろう。価格に対して余裕を持って満足してくれている。

人手不足の時代でも600人が面接を待つ

──外食業界では、多くの会社が人手不足に悩んでいます。

人手不足でもやり方を考えればいい。当社では約600人が面接を待つ。店内にある募集要項には、最初の3カ月の給料は月50万円と書いてある。50万円もらえれば、会社を辞めた後でも生活をつなげられる。説明会は履歴書不要で、ちょっと聞いてみようという人が辞表を出さずに来られる。いきなり!ステーキは、将来日米ともに1000店を狙っている。目立つ出店をすると「元気がいい」と注目され、出店するほど人を採れる。

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