業績予想を下方修正する企業が相次ぐ中、従来予想を上回る上方修正が期待できる企業も少なくない。12月14日発売の小社刊『会社四季報』2019年1集新春号での最新の東洋経済予想を先取りする形で、今期営業利益を上方修正する企業について、修正額の大きい順にランキングしたのが下の表だ。
1位は総合商社の伊藤忠商事。ユニー・ファミリーマートホールディングスの連結子会社化が決まったことで、年間約1400億円の利益押し上げ効果が見込める。鉄鉱石・石炭、原油など生産権益を有する金属資源・エネルギー分野も相場上昇で想定より収益が上振れするため、最新の今期営業利益の東洋経済予想は前期比倍増の5900億円。9月時点の四季報前号(秋号)予想よりも2300億円上方修正している。
次いで上方修正額が大きいのがソフトバンクグループ。巨額ファンドからの収益が業績を牽引している。国内通信事業の収益も安定しているため、最新の今期営業利益予想は前号に比べ約1800億円増額している。
ソニーが大幅な上方修正 ゲームや半導体が好調
3位はソニー。平井一夫・前社長の下、赤字だったテレビ事業の縮小や競争力が高い半導体のイメージセンサーへの戦略投資など構造改革に取り組み、業績を急回復させた。前18年3月期には過去最高益を10年ぶりに更新。今期に入っても好調な業績を維持し、4~9月の中間決算では営業利益が前年同期より20%拡大した。
中間決算を受け、ソニーは会社予想の営業利益見通しを6700億円から8700億円へ上方修正。東洋経済予想も大幅に引き上げた。ゲーム事業で有料会員向けサービスが好調なうえ、ゲーム機PS4のハードも想定以上に売れている。半導体事業も高機能スマートフォン向けを中心に引き続き好調だ。
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