マチュピチュ遺跡は面倒な所だった。2018年10月、訪問するにあたり、まずは入場券が鬼門だった。オンラインで日付などを決めて発券するのだが、クレジットカードはVISA以外利用できないうえ、原因不明のエラーに見舞われ、何度も試みてようやく確保できた。
アクセスも不便だ。玄関口のクスコから車→鉄道→バスを乗り継ぐか、インカトレイルというトレッキングルートしかない。トレッキングも全行程ガイド同行が必須など、何かと制約が多い。
日本から中5日でマチュピチュまで往復する強行日程のため、首都のリマには寄らずにクスコ空港へ直行。そこからオリャンタイタンボまで車で1時間30分。1泊800円の宿への交通費が4000円もしたが、時間節約が最優先だ。
翌朝は、暗闇の中5時発の列車でマチュピチュのふもとにあるアグアスカリエンテスまで1時間半。アグアスカリエンテスの駅に到着後、バスのチケットを買うために人をかき分けダッシュした。バスは2時間待ちというネットの情報もあったがすぐに乗れた。
マチュピチュ到着は朝7時前。霧に包まれた遺跡内を歩く観光客の数はそれほど多くない。
だが、ひっきりなしに到着するバスが着実に遺跡の人口密度を高めていく。この観光客をさばくため、ペルー文化省は入場券の金額を引き上げ、最大4時間という時間制限を設け、さらに巡回は時計回りの決められたルートのみとした。ルートを逆に向かおうとすると監視員の笛がすぐに鳴り響く。ガイド同伴というルールについては形骸化しており、一人でも自由に見学できた。
この記事は有料会員限定です
残り 588文字
