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『会社四季報の』5ブロックに注目 達人が指南

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株価が10倍も上がる「テンバガー」は、『会社四季報』を読み込むことで十分探せることが、これまでの渡部清二氏の説明でよくわかった。では実際に、上場企業の情報が豊富に詰まっている『会社四季報』をどう読みこなすか。

渡部氏は「企業ごとにある、5つのブロックをチェックすべき」と助言する。それが下図表のA、B、C、D、Eの5つの箇所だ。

Aは、その銘柄の証券コードと会社名がある紹介のブロックだ。その銘柄がどの業種に属するのか、上場してどれくらい経つのかといった、テンバガーを探す手掛かりとなる情報がわかる。さらに、事業構成や海外売上高比率も記載されている。グローバル化は売上高の引き上げに必須であり、どの程度海外展開を図っているかで今後の成長力も把握できる。

Bブロックはコメント欄。渡部氏は「四季報の独自性が表れるブロック」と言う。ここでは銘柄の業績概要と材料=銘柄のトピックが何なのかがわかる。Bブロックは「四季報だけが掲載できる最も四季報らしい欄。四季報記者という1人の人間が書いた参考意見としてとても貴重」だと指摘する。ここでは、来期の業績予想の根拠も示されており、これも貴重な情報となる。

Cブロックでは、【財務】と【キャッシュフロー】に注目する。【財務】の「自己資本比率」を見ると、その会社の健全性が判断できる。【キャッシュフロー】ではおカネの使い方や調達の仕方が示されている。おカネのやり繰りがわかるので、「この欄では、企業の“生命維持装置”が働いているかどうかがわかる」(渡部氏)。

成長性や安定性が見えてくる

増収率と営業利益率をチェックできるのがDブロック。損益計算書(PL)の数字を抜粋して掲載している。ここでわかるのが、その会社の販売力と成長力、稼ぐ力だ。この3要素を見ることで、「誰もがしゃかりきになって見つけようとしている、高収益で成長性があり強い会社かどうかを判断できる」と渡部氏は助言する。このブロックで売上高を縦に見て増収率が高いかどうかで成長性がわかる。「10倍株を探すためのポイント①成長性=4年で売上高が2倍、年20%以上の増収継続」がわかるということだ。

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