現場の戸惑いは全然ない 生産性向上を進めていく
松本(晃)氏はCEO(最高経営責任者)を務めていたが、CEOは人事も含めて実際の執行を担っている部分は多くない。中国事業やシリアル事業など、彼が担当していた部分は現在、私の担当だが、これまでノータッチだった部分はほとんどない。
また、社内の体制は例年11月に発表する人事で固まっていたので、松本氏が退任したことで、現場で混乱が起きていることもない。
ただ、松本氏がRIZAPグループのCOO(最高執行責任者)に就任したことには正直驚いた。カルビーに入ったときも、COOはしんどいからやらないと言っていたのだが……(笑)。
──2頭体制にはやりづらさもありましたか。
基本的にはうまくいっていたものの、年齢やバックグラウンドが違うため、意見が割れることもあった。松本氏は意見が決まればもう止められない。トップ同士の意見が違うと、現場が混乱して戦略を徹底できなくなる。そういう場合は、COOとしての権限をCEOに委譲してバランスを取っていた。今は、松本氏がやっていて少し違うなと思っていた部分を修正している最中だ。
──具体的にどういう部分ですか。
2011年の上場以来、増収増益が当たり前になり、単年度の業績を意識しすぎて中長期的な投資ができていなかった。直近の業績が伸び悩んでいるのも、長年の課題が顕在化している面が大きい。
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