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ライフ #サラリーマン弾丸紀行

済州島の知られざる建築物ツアーへ 高級別荘地内の美術館

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伊丹潤氏の建築「水の美術館」。水面に映る空の色により、微妙に様相が変わる

旅先では極力歩くことにしている。費用の節約になるし、現地の空気を直接肌で感じたいからだ。

2018年6月の済州(チェジュ)島1泊2日の旅でも、夕暮れの中、バス停から宿泊先のマリオットホテルまでの2.7キロメートルを歩くことにした。

ホテルへとのびる幅広い道の左右では、不規則に積み上げられた石垣が畑を囲っている。

済州島には「三多」という言葉がある。この島は「風、石、女」が多いという意味だ。島の中央にある韓国最高峰の漢拏山(ハルラサン)から噴出した溶岩が冷えてできた黒い火山岩で、島中が覆われている。あり余る石を使って、島に吹きつける風から畑を守っているのだ。

同じく風の強いアイルランドでも、こうした石垣がそこかしこにあった。遠く離れていても人の考えはさほど変わらないようだ。

ホテルに着いたときには空がすっかり暗くなっていた。暗闇の中、こうこうとライトに照らされたホテルの地下にはカジノが併設され、神話ワールドというテーマパークも隣接している。今話題の統合型リゾート(IR)である。

翌朝、ホテル内で朝食を取りに行くと、若い女性スタッフから満面の笑みで「你好(ニーハオ)」と言われた。

ビュッフェだが、厨房の奥には朝から中華鍋をダイナミックに動かす料理人の姿が見える。どれだけ中国人が多いのかと思い周りを見渡すものの、韓国人の国内旅行者ばかりが目につく。THAAD(高高度防衛ミサイル)配備の問題で冷え込んだ中韓関係の影響が続いているのだろうか。

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