カジノ法に関する具体的な政府案公開に伴い、カジノ関連の議論が活発化している。
カジノを含む統合型リゾート(IR)といえば、シンガポールのマリーナベイ・サンズを想起する人も少なくないだろう。2011年の開業以来、何度か訪れたが、18年1月にあらためて足を運んだ。
マリーナベイ・サンズといえば巨大な船型のプールを超高層ビルの屋上に載せたように見える外観のインパクトが強い。
世界中の都市が観光客を奪い合うようになった現在、こうしたアイコンの有無は意外に重要だ。東京のアイコンは何だろうか……。
カジノが目玉とはいっても、巨大なショッピングモールや世界中の有名店を招致したレストラン街など「賭けない人」向けの施設が充実している。敷地に占めるカジノの割合は3%にすぎない。
夜景を背景に毎晩数回行われる「スペクトラ」と呼ばれる噴水ショーは誰でも無料で見られ、多くの人でにぎわっていた。このほかにもモール内の運河を行き来するヴェネチア風のゴンドラ、プロジェクションマッピングの滝など、見た目で人を引き付けるモノが多く、「おカネを落とさない人」も楽しめる仕組みとなっている。彼らはスマートフォンを通じて世界中に発信してくれるわけだから、無料の宣伝になる。
ここに来たらぜひおすすめしたいスポットが、2階の高級レストラン街。このフロアでは巨大なカジノを上から見下ろせる。無数のディーラーと客から発せられる音と熱気を見下ろしていると、異界に迷い込んだ気分になる。
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