「いつまで現役で働けるのか」「人生100年なんていうけど、いつまで健康でいられるのだろう」など、50歳を過ぎるといろいろなことを考える。自分の仕事と健康のことに加えて、脳裏をよぎるのが、「老後のおカネ、大丈夫かな」という不安である。
50歳代無貯金の世帯は多い。金融広報中央委員会が毎年定期的に行う「家計の金融行動に関する世論調査」によると、2人以上世帯で貯蓄ゼロという世帯が、50歳代だと31.8%にも上っている(2017年、下図)。そこそこの給料をもらっているとしても、55歳で役職定年になったら3割減給だ。子供が完全に独立していればまだよいが、大学生で学費負担が続いていたら、貯蓄をするチャンスはなくなる。
こうした崖っ縁の中高年世帯は、どうすればいいか。まず検討するべきは、妻が専業主婦なら働きに出てもらうことだ。パート収入が年100万円もあれば、全額貯蓄に回すことで10年間で1000万円も貯めることができる。

“埋蔵金”を探しまくる
次に、自分の家の“埋蔵金”を探してみることだ。とにかく現金に換えられるものを探すのである。自家用車は売れないか。タンスの肥やしになっているブランド品は売れないか。子供の頃にコレクションしていた切手はあるか。「開運!なんでも鑑定団」のようだが、実家には、自分が子供の頃に遊んだおもちゃが眠っていて、意外な価値を生み出してくれるかもしれない。
埋蔵金はモノに限らない。たとえば預金。おカネを入れてあるのに、引っ越しなどで支店が遠くなり、預金を引き出さず放置したままになっている預金口座を持っている人は意外と多い。こうした休眠口座に眠っているおカネの総額は、年約800億円に上るという。よく思い出してほしい。あの銀行に預けてあるおカネ、そのままになっていませんか。
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