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企業の財務健全性を示す指標の一つがネットキャッシュだ。現預金と短期保有の有価証券から有利子負債と前受金、預かり金を引いて算出する。これが多ければ財務的な安全性が高い反面、多すぎると資金を有効に活用できていないという見方もできる。キャッシュリッチ企業は株主還元を増やせる余地が大きい。
そこでネットキャッシュを時価総額で除した倍率を高い順に並べた。倍率が1倍以上なら、その企業の全株式を取得しても購入資金以上のおカネが手に入ることを意味する。
株価が4割上昇しても倍率が高い萬世電機
1位の萬世電機は、関西を地盤とする三菱電機の総代理店だ。電気機器・産業用システムを中心に毎期5億円以上の営業利益を稼いでいる。卸売業なので設備投資が少なく、キャッシュが積み上がりやすい。株価はこの1年で約4割上昇しているが、依然として割安な水準にあり、ネットキャッシュ倍率が高くなっている。
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