
氾濫する健康情報と正しく向き合うには、基礎知識の習得が不可欠だ。「健康」といっても幅広いが、第2章ではその前提となる食生活、運動、睡眠の三つのジャンルでの実践法を紹介する。まずは本稿で各ジャンル10の設問から成るチェックシートに答え、自分の知識レベルを測ってみよう。

「ゼロカロリー」の盲点 食べすぎに要注意
食生活編は普段の食事との正しい向き合い方を問うている。Q1は正解。食物繊維が豊富な野菜から食べれば、腸での糖質の吸収が緩やかになり、血糖値の急上昇を抑えられる。Q3は間違い。日本の栄養表示基準では食品100グラム当たり5キロカロリー以下であれば「ゼロカロリー」と表記できるため、食べすぎに注意が必要だ。Q9のように糖質を含む主食を完全にカットすると、エネルギーが不足して疲れやすくなったり、脳の機能が低下したりする。人気の糖質制限だが、「取らない」のでなく「減らす」ことを基本としたい。
次に運動編。Q3は間違いで、ある疫学の追跡調査によると、「1日5~10分だけランニングした人」は、まったく運動していない人に比べ死亡リスクが低かったという。Q4も逆。別の追跡調査では、1日平均11時間以上座っていた人は、4時間以下の人に比べ死亡リスクが高かったという結果が出た。
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