デュアルカメラ、手ぶれ防止機能のレベルアップなど、スマートフォンのカメラが年々進化するのに伴い、出荷金額の減少が続くカメラ業界。その傾向に反転の兆しは見えない。
出荷金額の内訳を見ると、一眼レフとコンパクトデジタルカメラが右肩下がりである一方、ミラーレスカメラはわずかながら増加している。

「一眼レフほど高価ではなく、持ち運びやすいお手軽なカメラ」という位置づけで、2000年代後半に誕生したミラーレスカメラ。スマートフォンより本格的に撮りたい人向けのエントリー品として扱われることが多かった。だが、足元ではソニーや富士フイルムなど各社が高価格帯の品ぞろえを強化。収益性を高める戦略を取っている。
ミラーレスカメラは構造上、連写するスピードの遅さが、キヤノンやニコンが得意な一眼レフに比べた場合の難点とされてきた。しかし17年5月、ソニーが一眼レフを超える連写速度を誇る50万円台の新製品を発売。高速連写ができるカメラを引っ提げて、一眼レフの独擅場だったスポーツ競技撮影の世界に挑んでいる。とりわけ各社が製品開発の照準を合わせるのが、20年の東京オリンピックだ。
プロ向けのカメラ販売では、性能だけではなく、故障時の代替機貸し出しなどのサポートサービスも重要。ソニーは14年にプロ向けサポートを開始し、17年には拠点を15カ国に広げた。
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