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さる6月30日、米韓首脳会談があった。韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領が就任後、はじめて外国を訪問しておこなった首脳会談である。
しかし終わってみて、これほど成果の見えない首脳会談もめずらしい。詳細は不明ながら、地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)配備問題をはじめ、すでに明らかだった米韓の溝は、まったく埋まることがなかった。7時間たっての共同記者会見も、米韓が各々一方的に所感を述べただけの内容で、記者団の質問も受け付けていない。
そもそも事前から、何の期待もできない首脳会談だった。文大統領の立場・方針は、米国の姿勢とあまりにかけ離れている。かれはかつて露骨な反米姿勢を示した盧武鉉(ノムヒョン)元大統領の側近で、大統領選でも元大統領を髣髴させる主張をくりかえしていた。
米軍には頼りたくない
反日も反米に劣らない。そんな韓国の思考・行動のパターンは、日本人に大きな違和感がある。利害や感情に背きがちで、それゆえに嫌韓をも誘発してきた。
それなら、韓国に対する米国側の姿勢も問題であろう。日本のとるべき対応にも直結するから、いよいよ見のがすわけにはいかない。
たとえば米国の要人は、THAAD配備を躊躇する韓国側の態度に納得できない。韓国を防衛する駐韓米軍を守るシステムなのに、なぜ反対するのか、という論理である。また北朝鮮がICBM(大陸間弾道ミサイル)発射に成功した7月4日、トランプ大統領は更新したツイッターで「日本や韓国がこれ以上、我慢するとは思えない」と投稿した。米国のトップからは、日本と韓国の利害関係・危機意識は、同じに見えているらしい。このあたり、決定的にズレている。
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