「英語が身に付く」、「海外の一流大学進学への道が開ける」などのイメージから、国際バカロレア(IB)への関心が高まっている。IBは3歳から19歳までを対象とした、スイス発祥の教育プログラムの総称だ。中でも注目を集めるのが米ハーバード大学などの入学資格(IB資格)を取得できる、ディプロマ・プログラム(DP)である。
DPは日本の高校レベルの教育プログラムだ。学校教育法第1条に定められている学校(一条校)に限ると、実施校は全国に17。その一つである玉川学園の国際バカロレアプログラム担当の中谷晴彦氏は、「IB教育には日本式では得られない効果がある」と話す。
たとえば「東京都を英語で説明しよう」というトピックが与えられたとする。IB教育では東京都を英語で説明することが目標ではなく、このトピックから「何を学ぶか」が目標となる。
国際バカロレア機構アジア太平洋地区委員の坪谷ニュウエル郁子氏は、「IBは世界を舞台に活躍するためのコミュニケーション能力や論理的思考力、課題発見力などが身に付く。アクティブ・ラーニングと方向性が近い」と言う。
海外大学への進学にはTOEFLなどが必要
ただIBに対する誤解は多い。「『英語が習得でき、海外の難関大学にも進学できる』という学校の宣伝文句には注意すべき」と、ある教育関係者は言う。
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