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キャリア・教育 #ライフ・シフト 実践編

[INTERVIEW]若宮正子・アプリ開発者 私のライフシフト体験(2)

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アプリ開発者 若宮正子(82)
わかみや・まさこ●1935年生まれ。ネット上の高齢者クラブ「メロウ倶楽部」の創設メンバーの1人。2017年、スマホ向けアプリ「hinadan」を開発。(撮影:尾形文繁)

行動するのに“決断”はいらない

私はスマートフォン用ゲームアプリ「hinadan」を開発したことで、6月初旬に米アップルの世界開発者会議に招かれました。そこに世界中から集ったアプリ開発者は、本当に若い人ばかり。でもダイバーシティを重視するアップルは、私の属性が日本人の女性高齢者と珍しかったことから、招いてくれたんだと思います。ティム・クックCEOとじっくりお話しさせていただき、すばらしい経験でした。

アプリ開発のきっかけは昨年、高齢者でも楽しめるスマホゲームがないから、知人のプログラマーに「年寄りにも面白いアプリ作って」と頼んだこと。「教えるので、自分で作ったらどうですか」と提案され、プログラミングなんて初めてで難しかったけれど、何とか完成までこぎ着けました。

楽しく勉強できたらそれだけで十分

私は高卒後、定年まで銀行で働いていて、退職間際までパソコンなんて触ったこともありませんでした。現役時代は友達とにぎやかに暮らしましたよ。でも退職したとき、親の介護もあって家庭で暮らすようになり、友達との付き合いが減ってしまったんです。だからインターネットで友達を作ってみようと、パソコンを買いました。

幸いオンライン上の高齢者クラブ「メロウ倶楽部」で友達がたくさんでき、楽しく過ごせました。こういう生活を周りの人にもお勧めしようと、4人ほどのささやかなパソコン教室を開設。そこでは、高齢女性が好きな手芸に似せた「エクセルアート」を制作したりしました。新しいものを自分で考えて作ったりすることが好きなんです。

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