北海道から全国制覇へ
北海道発祥のドラッグストア、ツルハホールディングスの勢いが増している。
2017年5月期経常利益は前期比16.2%増の379億円の計画。これまでトップを走ってきたサンドラッグの17年3月期実績は348億円で、利益額で首位交代が起こる見込みだ。
ドラッグストア業界では一般的に売上高で順位付けがされる。16年度はマツモトキヨシホールディングスが22年間守り抜いてきた売上高首位の座を、イオン傘下のウエルシアホールディングスに明け渡したのが話題となった。
ただ業界各社は全国各地で熾烈な陣取り合戦を行っている。大量出店やM&Aを継続して行うためには、キャッシュを生み出す力が重要で、株式市場では売上高より利益額が評価される傾向がある。
ツルハの経常利益は前期まで10期連続増益と右肩上がりで利益率も高い。その実力が株式市場で評価され、時価総額は業界首位に立っている。
カウンセリング販売とM&Aで勢力を拡大
個性の強い企業が多いドラッグストア業界の中で、ツルハが得意とするのは、コツコツと収益を積み上げる販売戦略と、大量出店やM&Aによるエリアの拡大だ。
店舗でのツルハの売りの一つは「カウンセリング販売」。医薬品や健康食品などをただ並べるのではなく、顧客の悩みを聞いたうえで最適な商品を提案する。これによってリピーターが生まれ、過度な価格競争も避けられる。
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