地域密着の店作りを徹底
「総合スーパー(GMS)業界でうまくいっているのは、イズミくらいだ」。イオンやイトーヨーカ堂など、全国チェーンのGMSが不振にあえぐ一方、業界関係者からは広島地盤のイズミを称賛する声が聞かれる。
前2017年2月期の決算は、売上高7021億円(前年同期比5%増)、経常利益356億円(同14.7%増)だった。増収は前期までで7期連続、増益は8期連続、増配も6期連続だ。今18年2月期も、売上高6.5%増、経常利益8.4%増の高成長を見込む。純利益は55.7%伸ばし、過去最高を更新する公算大だ。
ライバルの苦戦を尻目に、イズミが成長し続けるのはなぜか。
まず目を引くのが、ドミナントと呼ばれる集中出店だ。イズミの店舗数は100以上あるが、出店地域を中国地方、四国東部、九州北部に限定している。配送拠点から一定の範囲に多くの店を持つことで物流の効率化が図れるだけでなく、本社のある広島から数時間で行ける距離にあるため、会議などでの人の移動や情報共有を円滑に行える。またそれぞれの地域でシェアを高めることにより、メーカーや卸から仕入れで有利な条件を引き出しやすくなる。
カインズ、蔦屋書店…自社テナントに固執せず
最大のライバルと目される、イオンとの差別化戦略も明確だ。イオンモールがグループのGMSをテナントの核に据える一方、イズミは出店する地域や場所に合わせて柔軟に変える。
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