「ココイチ」の愛称で知られる「カレーハウスCoCo壱番屋」。店舗数は国内1282店、海外162店の計1444店(2016年5月末現在)。世界で最多の店舗を持つカレー店として、13年にギネスブックに認定された。
業績は目下好調だ。前15年5月期は、売上高440億円(前期比3.4%増)、純利益27億円(同14.2%増)と過去最高純益を更新。15年12月に、これまで出資を受けていたハウス食品の子会社となり、今後、材料の共同調達や海外展開の強化を図る。
同社の出発点は名古屋市で開業した小さなお店、いわゆる「街のカレー屋さん」だった。1974年、壱番屋の創業者、宗次徳二氏は妻の直美氏と喫茶店「バッカス」を開く。出前用メニューとして思いついたのが、妻が家庭で作るカレーだった。
宗次氏は「問屋スーパーで固形カレーを買い、試食した。その中で最もおいしかったのがハウス食品さんだった」と振り返る。自分たちの舌を信じて作ったカレーが人気化するまで、そう時間はかからなかった。「出前でも店舗内でもよく出るようになった。そうすると向上心が出てきて、次の店はカレーにしようと決めた」(宗次氏)。こうして、78年に壱番屋1号店が名古屋市西枇杷島町に誕生した。屋号は「カレーなら“ここが1番や”」に由来する。
トッピングが自由に選べる「ミックスカレー」を88年に発売したところ、既存店の売り上げが5年連続で伸びた。ご飯の量、ルウの辛さ、トッピングを細かく設定できる仕組みが、現在も顧客から支持を得ている。
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