データ分析の力 因果関係に迫る思考法
伊藤公一朗 著
ビッグデータに象徴されるように、現代はあらゆる場面でデータ分析が求められるようになった。その目的は「ある要素(X)が結果(Y)に影響を与えたのか」という因果関係追究に行き着くことが多いが、この因果関係はしばしばXとYが相互に関係しているだけの「相関関係」と混同されている。ビジネスや政策形成の場面で因果関係を見誤ると、利益損失や税金の無駄遣いを招きかねない。
データ分析にはどのような考え方が必要なのか。計量経済学の専門家が、データ分析の基本になる「因果関係の見極め方」について解説。数式的な理解よりも「直観的な考え方の理解」が大切と、難しい数式を使わず具体例と図表で視覚的に説いていく。
経済学が世界を殺す 「成長の限界」を無視した倫理なき資本主義
谷口正次 著
フリーの資源・環境ジャーナリストである著者は、資源と環境の限界に直面する現在の世界の状況を招いたのは倫理なき経済学とそれを信奉する人たちだと徹底的に非難する。グローバリゼーションをなりふり構わず推し進める「経済学中心主義」が、世界に巨大な貧富の差と断絶を生み出し、社会に不安をもたらした根拠を示す。
こうした危機感から、グローバリズムに対抗すべく、日本ひいては世界の持続可能性のためのビジョンとして、著者独自の「西瓜(すいか)縦割り理論」を披露。これまで「東西」を中心としてきた人類の国際交流(交易)を「南北」にシフトすることで、物品の輸送距離やCO2排出量などのコストを削減するという。
この記事は有料会員限定です
残り 925文字


