就職活動は度重なる日本経済団体連合会(経団連)によるスケジュールの見直しにより、期間が圧縮された。かつては12月に採用に関する広報が解禁され翌年4月から採用活動が始まったが、今は3月解禁で採用活動は6月から。学業や課外活動など大学生活の妨げにならないための配慮だが、就活期間の短縮で企業や業界研究に充てる時間も短くなっているのだ。
大学生と企業との間でミスマッチが起きやすい状況といえるが、それでも学生の就活結果に対する満足度は高い。リクルートキャリア就職みらい研究所の「就職白書2017」によると、2016年12月時点での17年卒学生の入社予定企業に対する満足度は、「非常に満足」と「どちらかというと満足」の合計が80.8%と高かった。
キャリア形成も大学教育の一環
圧縮スケジュールの中で満足のいく就職ができるかどうかは、就活前の準備にかかっている。日本で最初にキャリアセンターを設置した立命館大学は、「就職問題は教育問題」と位置づけ、キャリア教育を正課の授業に落とし込んでいる。1年生「自己理解」、2年生「他者認識」、3年生「専攻学問の再検証」、4年生「就労観等の確立」と、各年次の到達目標を定め、それぞれの段階に応じたキャリア教育センター科目を用意しているのだ。
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