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僕たちが何者でも なかった頃の話をしよう
山中伸弥、羽生善治、是枝裕和、山極壽一、永田和宏 著
iPS細胞の開発者、プロ棋士、映画監督、霊長類学者として世界で活躍する4人の講演と、京都大学名誉教授である歌人との対談が収められている。彼らが若かりし頃の悩みや挫折、現在の職業に就くまでなどが語られている。
山中伸弥氏は当初、医者を目指していたが外科手術がまったく苦手で断念と告白。羽生善治氏は、挑戦する心構えとして、結果だけを求めず、その過程に感動を見つけることが大事だと説く。是枝裕和氏は、勤めた番組制作会社で「おまえなんかいらない」と存在を全否定されたと言う。山極壽一氏は、高校3年時に学生運動が激化し、学問や社会に対して不信感を抱くようになったと語る。悩みつつ大人になった点が共通する。
地学ノススメ 「日本列島のいま」を知るために
鎌田浩毅 著
東日本大震災を境にして、日本列島は1000年ぶりの「大地変動の時代」が始まった。おそらく今後、数十年にわたって、地震と噴火はやむことがないという。
何枚ものプレートが接する日本列島は、人が住んでいることさえ恐ろしいと思うほどの地理的条件下にある。にもかかわらず、日本人の「地学リテラシー」は中学生レベルで止まったままといわれる。
西日本大震災は必ず来る。中でも南海トラフ地震は20年以内に起こると予測される。他方、巨大噴火を引き起こすカルデラ火山は九州、北海道、東北北部に集中し、すでに桜島は大噴火期に入った。
科学啓発に熱心な大学教授が予測とともに、地学の面白さと生活上の有用性を説く。
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