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上海生まれ、伊藤忠出身の翁永飆CEOは日本で複数の起業経験を持つ(撮影:梅谷秀司)
「ポスト爆買い」の期待株
有力ECモールとの提携に現地プロモーション、決済手段や物流網の整備……。国境を越えるネット通販「越境EC」には何かと手間がかかるが、それを1社で担おうとするのが中国向けECアプリを展開するInagora(インアゴーラ)だ。
翁永飆(おうえいひょう)CEO(47)は伊藤忠商事を経て複数の起業を経験、現在はスマホアプリなどを手掛けるキングソフトの会長も務める。「日中の運営がバランスよく回らなければ成功しない」。そんな翁氏の考えの下、2年で47億円を調達、一気にサービス拡充を進めた。
得意とするのはプロモーションだ。中国ユーザーの嗜好を熟知する現地社員が販売ページ作成にかかわるほか、製品の使い方動画の作成、現地SNSでの情報拡散などを担う。一部に限られる「爆買い製品」の需要を広げる考えだ。
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