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9月に作る!? 切ない「Xmasケーキ」の裏側 おいしいケーキを選ぶ簡単なコツ、教えます

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  • 河岸 宏和 食品業界を知り尽くした男
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「スポンジの間のフルーツ」と「クリームの原材料」を見る

河岸:さっきも言ったように、まず「スポンジの間のフルーツ」と「クリームの原材料」の2つに注目するの。イチゴが間に挟まっているケーキも、スポンジは冷凍の可能性はあるけど、丸々冷凍したケーキということは、まずない。逆にいうと、イチゴ以外の「缶詰のフルーツ」が挟まっていれば、「冷凍ケーキ」の確率は高い。
N君:あとは、原材料の表示を見て「ホイップクリーム」と書いてあれば「冷凍ケーキ」の確率が高く、「生クリーム」と書いてあれば、スポンジは冷凍かもしれないけれど、丸々冷凍したケーキの可能性は低いわけですね。
河岸:そのとおり。生クリームは基本的に冷凍できないからね。もし生クリームを冷凍している店があるとすれば、そんな店は論外。味が格段に落ちているから、誰でもわかるよ。「今年買っておいしくなかった店では、来年は買わない」というのも大事な点だよね。
N君:でも、クリスマスケーキは、箱に入っていて、中が見えないのもありますよね……。とくに、駅ビルやスーパーに特設売り場を出して売っているものなんかは。
河岸:駅ビルやスーパーで特別販売しているケーキは、100%とは言えないけど、「冷凍ケーキ」の確率が高いと思う。そもそも厨房がそこにないわけだから、その売り場に運んでくるまでに、すでに冷凍されていた可能性も高い。
N君:ということは、いつも特設売り場で買っている僕は、「冷凍ケーキ」の常連さんってことじゃないですか(苦笑)。
河岸:いちばんは、やっぱり個人店できちんと手作りしている町のケーキ屋さんを日頃から探しておくことだよね。そういうところは冷凍ができる大きな冷蔵庫もないしね(笑)。気になったら「今日のケーキはいつ作ったものですか?」と直接聞いてみればいい。真面目に作っているお店を応援する意味でも、多少高くても「作りたてのケーキ」をぜひ選んでほしいね、せっかくのクリスマスなんだし。
N君:そのとおりですね。みなさんも今回の話を参考にしてもらって、今年はぜひおいしいクリスマスケーキを食べましょう!

 

前作『スーパーの裏側』もベストセラーになりました! 大手スーパーに10年勤務し「スーパーGメン」とも呼ばれる河岸さんによる「告発の書」。読めば、「スーパーを見る目」と「選ぶ食品」が今日から変わります!

というわけで、「クリスマスケーキの裏側」は以上になります。

前作『スーパーの裏側』にはケーキ以外にも、ベーカリーのパン、惣菜、刺身の驚くべき賞味期限の「実態」について詳しく書いています。また、売れ残ったトンカツをカツ丼にするなど、法律には触れない「合法的な使い回し」についても解説しています。

年末は忘年会など外食も多い季節。新刊『「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます。』と併せて年末年始にお読みいただければ、みなさんの外食とスーパーでの買い物が、来年は劇的に変わると確信します。

さて、次回は「クリスマスケーキ」に続く、特別編の後編「お正月ネタ」です。正月といえばおせち料理。おせち料理にも「ディープな世界」が広がっています。

後編は今週木曜、12月25日の早朝に公開予定です。記事を読んでから「お正月料理」を買えば、いつもより「おいしいもの」を選べるはずです。楽しみにお待ちください。

5万部のベストセラーになっている新刊はこちら→『「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます。』 同じくベストセラーになった『スーパーの裏側 安全でおいしい食品を選ぶために』もお勧めです!

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