「世界初のシャンプー差し替え容器」──。
日本製紙が2016年10月にお披露目した紙パック製のシャンプー差し替え容器「SPOPS(スポップス)」が、従来型のパウチ容器に代わる紙製品として、実用段階前にもかかわらず注目を集めている。馬城文雄社長は「SPOPSは、紙を素材として世の中に新しいパッケージのスタイルを提案した意欲的な製品。マーケティング活動が先行しているが、市場の期待の高さを感じる」と説明する。手応えあり、だ。
紙・パルプ業界はデジタル化の進展で、主力の新聞、出版、商業印刷向け用紙の国内需要減少が止まらない。15年の新聞、印刷・情報用紙の国内生産量は1137万トンと、10年前の25%減だ。
製紙各社は、海外関連企業の買収、需要が堅調なティッシュ、トイレットペーパーなど家庭紙の強化、紙おむつの国内、中国、東南アジアへの拡販、ポスト炭素繊維の新素材開発──等々、あの手この手の打開策を繰り出している。
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