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ライフ #サラリーマン弾丸紀行

GNHの国・ブータン人の幸せを現地で考えた 普段は割高なブータンへの旅 355ドル

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パロ空港近くの美しい棚田は「ブータン農業の父」西岡京治氏の指導により、整備された

「雨期のブータンに行くとマツタケが激安だってよ」

かつてブータンに行き、しこたまマツタケを胃袋に収めてきた友人の言葉は魅力的だった。しかも2016年夏は日本とブータンの外交関係樹立30周年を記念して、日本人なら航空券などが半額になるらしい(普段ならバンコクからブータンまで往復8万円以上するのだ!)。

調べていくうちに渡航予定の7月初旬では、まだマツタケが採れないと判明。それでも乗りかかった船と、「限定で格安」に釣られた友人ともどもブータンに向かった。

ブータンは個人旅行が認められておらず、ガイドと車の手配が必要になる。ただし日程は自分で組み立てた。勤め人が多いので金曜の夜に羽田を発ち、バンコク経由でブータンのパロに入り、プナカの王宮などを回って現地で2泊。月曜の夜行便でバンコクを出て火曜の朝から出勤という強行軍。ガイドのツェリン氏からも「その行程なら通常は1週間かかります」と言われたが……。

ブータンは長らく鎖国体制をとっており、ツーリストの数を制限してきた。1980年代にブータンに滞在した今枝由郎氏によれば、当時は車で移動した3日間で対向車は、わずか3台だったという。今枝氏はブータンのビザを取得するのにインドで3カ月待っても結局取れず、それを5年間繰り返しようやく入国できたという。ブータンでテレビ放送が始まったのは、99年のことだ。

建築物はブータン様式

しかし16年に訪れた私たちが目にしたものは、30秒に1台の頻度ですれ違う対向車、首都ティンプーにあふれるインド人労働者、携帯電話を片手に町を歩く若者だった。

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