有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス

6000億円超の買収で米国市場に橋頭堡 SOMPOの櫻田謙悟グループCEOに聞く

3分で読める 有料会員限定

生損保業界で数千億円規模の大型海外買収が続いている。メガ3損保の中で海外展開で出遅れていたSOMPOホールディングスも10月、米国のスペシャルティ保険大手の買収に踏み切った。海外買収ラッシュの背景には何があるのか。

さくらだ・けんご●1978年旧安田火災海上保険入社。損害保険ジャパン日本興亜会長などを経て15年7月より現職。(撮影:今井康一)

──約63億ドルで米エンデュランス社を買収した。海外買収の狙いは?

今、全世界の損害保険マーケットは約420兆円ある。それが2025年には720兆円と1.7倍に伸びると推計されている。そのうち先進国の伸びが1.4倍なので、新興国の伸び率のほうが高いことになるが、重要なのはマーケットの大きさだ。

現在の見込みでは、25年になっても、依然として先進国が全体の7割を占める。そしてそのうちの4割が米国。ロジカルに言えば、新興国で頑張って1番を取っても、利益に効く割合は知れている。

逆に言うと、何といっても米国市場に橋頭堡を築くことは、将来の収益の安定性、分散を図ることができ、マザーマーケットである日本のみに依存しないという大きな戦略的意味がある。それが今回の買収の最大の目的だ。

──時間を要したようだが。

シナジーを生むにはそれなりによい会社を買わないといけないが、よい会社を買うには相当ののれん代が必要になる。これがここ2、3年、私がずっと悩んできたことだ。

──エンデュランス社の強みは?

先進国で成果を上げ、米国に強いこと。自然災害についても保険を引き受けているが、極めて安定的だ。ジョン・シャーマン氏がCEOになってから2ケタ成長を続けている。農業保険でも全米5番目と強い。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数