問題は英国ではない、EUなのだ
エマニュエル・トッド 著/堀 茂樹 訳
今年6月、国民投票により欧州連合(EU)離脱を決定した英国。このことを自著『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』で予言していたフランスの歴史学者・家族学者である著者が、EUの今後と世界情勢を見通した。
英国がEU離脱を決めたのは、現在欧州で最も大きな問題となっている難民・移民問題が動機ではなく、英国議会の主権回復だと分析。すなわち、EU本部とEUの支配的なリーダーであるドイツからの独立である。
また、ドナルド・トランプ氏やバーニー・サンダース氏が台頭した米国大統領選挙からは、グローバリズムの終わりの始まりを見る。この2要因の行方次第で、今後の世界は大きく変わると説く。
反オカルト論
高橋昌一郎 著
理性的な名探偵シャーロック・ホームズを生み出した医師でもあるコナン・ドイル、ノーベル生理学・医学賞を受賞したシャルル・リシェなど、当時の理系の一流知識人までが、現代から考えたらバカげているとしか思えないイタズラやトリックに、あっけなくだまされていた事実。
歴史的事件を取り上げながら、人々はなぜ簡単にそうした「非論理・反科学・無責任」な事象を信じてしまうのかを検証していく。オカルトを見破り、そのわなから抜け出すためのヒントを提示する。
STAP細胞に関する一連の研究不正と理化学研究所を取り巻く人間関係などは、本質的に解決されていないという点も含めて現代のオカルティズムだと断罪している。
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