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ビジネス #漂流する「世紀の統合」

両社を比べたときに意識の違いはある 佐藤辰男 KADOKAWA・DWANGO 社長

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さとう・たつお●1952年生まれ。76年日本トイズサービス入社、86年角川メディア・オフィス取締役。2008年角川グループホールディングス社長。14年10月から現職。(撮影:風間仁一郎)

KADOKAWA・DWANGOは何を目指しているのか。それは、ネットの世界でしっかりとコンテンツを販売すると同時に、ユーザーから生まれる新しい文化を取り込んでいくことだ。

まず最初に成果を上げたいのが、ゲーム実況(ユーザーがゲームをプレーしながら解説を加えていく動画)などのゲーム情報ポータル事業だ。ニコニコ動画を活用して、われわれなりのユーザーコミュニティを作り、そのコミュニティ上で新たなサービスを提供する。出版メディアでは、情報誌がいちばん毀損されているが、ゲーム情報を手始めにほかのエンターテインメント分野などでもコミュニティ化を進める構想もある。

ゲーム実況のようなニコニコ動画のコミュニティは、編集者がいなくても成り立っている。だが、そこから生まれてきた才能にKADOKAWA側の編集の力を加えて、価値を高めていく。

そうした流れの中で、KADOKAWAとして今までのようにやっていくところと、ドワンゴとしてやっていくところ、あるいは一体となってやっていく部分とをきちんと分けていくつもりだ。

気持ちを切り替えていく

KADOKAWAでは1月に希望退職を募った。構造改革は、やり遂げなければならない課題だった。一緒に仕事をしてきた仲間が辞めていくシビアな面もあったが、年齢の高い人たちに別の世界で活躍してもらえるように、育成キャリアのプログラムを組む形で行った。士気が落ちてはならないので、終わったこととして気持ちを切り替え、みんなで乗り越えていきたい。(買収してきた社ごとに)給与などの人事制度が異なったままで、これも課題だ。1つにまとめようと、努力しているところだ。

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