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政治・経済・投資 #EU危機

欧州はもはや米国に頼れない 英国とEUはどこへ向かう2

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ブレグジットは、EUに降りかかった過去最悪の事態といえるだろう。EUの役割を従来どおり保持したいなら、素早く行動しなければならない。まず重要なのは株式や為替などの市場混乱を落ち着かせることだ。

キャメロン英首相は国民投票で敗北し、辞任の決断を下した。これは当然の選択である。一方で欧州にはもう一人の敗者がいる。欧州委員会のユンケル委員長である。

同委員長のポストは、単一通貨ユーロ創設への道筋をつけたジャック・ドロール氏が任期を務めた1985〜95年以降、残念ながら明確なビジョンや卓越した政治力を持った指導者が就いていない。ユンケル委員長にも目立った功績はない。混乱期に必要なのは強い指導者だ。キャメロン首相同様、ユンケル委員長も責任を取って辞任すべきだろう。私なら後任にスウェーデンのカール・ビルト元首相を推す。

EUは離脱国に対して明確かつ厳しい通告をすべきである。そこでは離脱のコストを最小限にしなければならない。また他の加盟国が相次いで離脱しないように目を配っておく必要もある。

欧州委員会の首脳陣はすでにこうした方向に動いている。2月に英国と合意したEU改革案では移民の扱いなどをめぐり英国側に譲歩したが、6月にそれを無効とし、「再交渉はない」と宣言したからだ。

EUの首脳会合(欧州理事会)の開催も予定される。ギリシャ危機の解決に手こずったことで、EUはようやく自身の存続が、迅速な措置にかかっていると理解したようだ。

過剰な課税と規制が足かせに

EUにはブレグジットによる負の影響を避けること以外にも、すべきことがある。過去40年間、欧州の根本的な問題は、過剰な課税とがんじがらめの規制で、域内国が低成長に甘んじてきたことだった。

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